Pola X
監督:レオス・カラックス
原作:ピエール、あるいは諸々の曖昧さ(Pierre ou les ambiguites)
音楽:スコット・ウォーカー
出演:ギヨーム・ドパルデュー、カテリーナ・ゴルベア、カトリーヌ・ドヌーブ
【ストーリー】
多くのファンの心をゆさぶった『ポンヌフの恋人』から8年、レオス・カラックスの新たな伝説。強烈に求め会う二つの魂の電撃的な出合い。そして壮絶な愛の物語り。
ピエールと母マリーは森に囲まれたノルマンディの城館に暮らす。そして美しいピエールの婚約者リュシー。そこは光に満ちあふれていた。
そこへ突然闇の世界から“姉”と称して出現する謎のボスニア移民イザベル。彼女の抗しがたい魅力に引き寄せられ、母も婚約者も捨て一緒にパリに出るピエール。
光りも安定も失い、2人は闇へと下降してゆく…。
【感想】
イザベルが森の中を歩きながら、上手とは言えないフランス語でピエールに自分のたどってきた人生を切々と話すシーンがこの映画の持つ独特な雰囲気を物語っていた。
暗闇の中のピエールとイザベルの近親相姦シーンは生々しく、観ているこちら側が息苦しくなる程で張り詰めたような緊張感が漂っていた。
カラックス作品は初めてだっただけに衝撃が大きかったですね。
どこまでも堕ちていくピエール、その救いのなさがマイナス思考気味の僕には逆に良かったかな?!しかし観ているのが辛くなる程でした。
※ちなみになぜ「Pola X」かというと、原作の「Pierre ou les ambiguites」の頭文字を並べ、謎めいた「X」を付けたようである。
『ぼくらは深く、深く もっと深く降りてゆかねばならない。』-ハーマン・メルヴィル
オススメ度:☆☆☆☆
('99.12.18 109-4F シネモンドにて)
更新日:2006年05月12日 | コメント (0) | トラックバック (0) |